ミラノという都市、そしてその建築とデザインの伝統に深く魅了されてきたリッカルドとサミュエル。
彼らは、「本物のクオリティは“傾聴”から生まれる」という信念を持ち、
あらゆるプロジェクトにおいて対話と観察を大切にしています。
ミラノ中心部に佇む歴史的邸宅の改修は、
建物本来の魅力を丁寧に甦らせ、
室内空間と家具との関係性を再構築するための貴重な機会となりました。
Maxaltoを選んだ理由は、
その表現力の深さ、造形の一貫性、
そして選び抜かれたプロダクトがもつスタイリスティックな価値を
熟知しているからにほかなりません。
NCB ARCHITETTURA スタジオは、
建築家 リッカルド・エマヌエーレ と サミュエル・バラッソにより、
2006年にミラノで設立されました。
活動領域は多岐にわたり、
歴史的建築や文化財の修復、ブティックホテルやレストラン、邸宅、特注アパートメントのデザイン、
さらに外構・ランドスケープ設計まで幅広く手がけています。
同スタジオは、デザインだけでなく、
戦略的かつクリエイティブなディレクションのコンサルティングも行い、
空間づくりにおけるトータルなビジョンを提供しています。


LC Apartment, パラッツォ・デッラ・ヴェネランダ・ファブリカ・デル・ドゥオーモ(ミラノ)
このプロジェクトでは、NCB ARCHITETTURA が
ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)の維持・管理を担う技師のために建てられた
歴史的建造物「パラッツォ・デッラ・ヴェネランダ・ファブリカ」内の
アパートメントの修復および改修を手がけました。
建物は、1957年に建築家 イニャツィオ・ガルデッラによって大規模な改修が行われており、
今回のプロジェクトではその精神を継承しながら、
電気・給排水・衛生設備の更新と統合をはじめ、
構造面での重要な補強工事、装飾要素の修復など、
空間全体にわたり慎重かつ繊細なアップデートが施されました。

「タイムレスな存在感、卓越した汎用性、そしてエレガンス。
Maxalto のコレクションには共通する特徴があります。
それは、まるで小さな建築(マイクロ・アーキテクチャ)のようであり、
その“階層(スケール)”は常に計算され、常に調和しているということです。」
— リッカルド・エマヌエーレ & サミュエル・バラッソ
BEHIND THE PROJECT
Maxalto の家具とともに空間をデザインするということは、
その技術的・美的完成度を理解し、その表現力と独自の価値を共有することを意味します。
映像シリーズ “Behind the Project” では、
自らのプロジェクトに Maxalto を選んだ建築家やインテリアデザイナーたちが登場し、
彼らの視点から、ブランドのもつ本質的な魅力と空間における役割を語ります。
その証言を通じて、Maxalto がいかにして
空間に静謐な気品と人間的な温もりをもたらすのかが描かれます。
