Maxalto は「Camerae」を発表します。
このプロジェクトは、特別なゲストを招き、彼らの作品を通じて デザイン、アート、クラフツマンシップの関係性を探求するものです。
Camerae は、議論と遊び、誇張と実験が交差する場として構想されており、
Maxalto が扉を開き、新たな現実へと誘う空間でもあります。
ようこそ Maxalto へ。このステージは、あなたのためのものです。
第2回目のゲストは、ポーランド出身の彫刻家 Karolina Maszkiewicz。
彼女は4つのキネティック(動く)作品を通じて、異なる空間の物語を描き出します。
1点は、ラフな木材で制作された Suspencia シリーズの作品、
そして残る3点は、有機的な素材を用いた Serpsâtes シリーズの彫刻です。
KAROLINA MASZKIEWICZ
Karolina Maszkiewicz は、ロサンゼルスを拠点に活動するポーランド系アメリカ人アーティストです。
彼女の創作は主に自然の風景から着想を得ており、粗木や植物の種子といったシンプルな素材を用いて、そうした環境が持つ固有の空気感を呼び起こすことを目指しています。
彼女がキネティック(可動)構造を選ぶ理由には、“時間”とその絶え間ない流れ、そして“再生”という根源的な価値についての思索があります。
動きのある作品を通して、自然と生命の循環に対する深いまなざしを表現しているのです。

Dream-On(ドリーム・オン)素材:ベニア、ステンレススチール
Dives Soft ソファ、Febo アームチェア、Eracle ストレージユニット、Loto スモールテーブル、Intervallum オットマン、Milos カーペット
「アートやデザインの領域では、自然の要素へ回帰する動きが広がっていますが、私はそれをとても素晴らしいことだと思います。」
自然は、Karolina Maszkiewicz にとって常に尽きることのないインスピレーションと探求の源であり、
彼女の人生と作品において重要な役割を担ってきました。
アートとクラフツマンシップの狭間に位置する彼女の作品は、作家自身が“自然の廃材”と捉えるものから構成されています。
自然こそ最も貴重な資源であるという揺るぎない信念のもと、
彼女はその“廃材”を収集し、丁寧に洗浄し、彫刻へと生まれ変わらせるプロセスを始めました。

Jacaranda Ice White(ジャカランダ・アイスホワイト)素材:植物の莢(さや)、ステンレススチール、塗料
Amoenus Soft ソファ、Mida ストレージユニット、Lithos スモールテーブル、Lithos オットマン、InToto コンソール、Milos カーペット

「私の彫刻で目指しているのは、心が安らぐ感覚、思考がふっと休まるひとときをつくることです。」
これらの作品に込められた根底の考えは、きわめてシンプルで直接的です。
私たちを取り巻くものに目を向け、その調和に満ちた自然の美しさを、より深く味わうための時間を自らに許すこと。
木材や植物の莢(さや)を用いたキネティック(可動)作品は、
均衡と動きの妙を奏でながら回転し、時間の流れそのものを想起させます。

Fire Tree & Pine Cones(ファイヤーツリー & パインコーンズ)素材:植物の莢(さや)、ステンレススチール
Ares テーブル、Febo チェア、Alcor ストレージユニット、Sella ベンチ、Milos カーペット

「ロサンゼルスは本当に特別な街で、私の作品にも大きな影響を与えていると思います。もしニューヨークのような都市に住んでいたら、どんな作品をつくっていたのか、自分でも想像がつきません。」
Karolina Maszkiewicz にとって、ロサンゼルスは作品づくりを育んでくれる特別な拠点です。
アメリカ有数の大都市でありながら、自然とのつながりを保ちながら暮らすことができるこの街こそが、
彼女にとって 最大のインスピレーションの源となっています。

Fire Tree & Pine Cones(ファイヤーツリー & パインコーンズ) 素材:植物の莢(さや)、ステンレススチール
Alcova ベッド、Febo アームチェア、Sidus ライティングデスク、Intervallum オットマン、Arkè ウィンドスクリーン(間仕切り)、Milos カーペット



Concept and Art Direction JUMA
Styling SIMONA SILENZI STUDIO
Shooting and Editing LEONARDO PELUCCHI, forte/fortissimo
