Jean-Marie Massaud ジャン・マリー・マッソー
1966年、フランスのトゥールーズで生まれたジャン・マリー・マッソーは、1990年にENSCI(国立創作工業高等大学)を卒業しました。工業製品から家具までさまざまなデザインに関わっている彼のアプローチの流れは、個人が議論の中心となる本質の追求に注目しています。作品は感覚、不思議な力、生き生きとした感情の探求に支えられています。これまで、彼はイタリアの高級家具メーカーなどで働いてきました。数々の受賞歴を持つ彼の作品はアムステルダム、シカゴ、ロンドン、リスボン、パリ、チューリッヒといった美術館にコレクションされています。また彼は、こうしたプロダクトデザイン活動を続ける一方で2000年にスタジオ・マッソーを設立し、ダニエル・プゼットと共に建築プロジェクトである個人邸を日本の福岡に設計しています。彼らは共に世界のモーターショーでルノーのブースを作りあげ、アメリカ、オハイオ州コロンバスではモダン・オブジェのコンセプトストアのような商業施設も手掛けています。フランスでは、ニースのヒップ・スパのアイディアを生み出し、現在はランコム(化粧品)やポルトローナ・フラウのブランドイメージを世界中で作り出しています。その他、世界的な建築プロジェクトとして、メキシコ、グアダラハラの5万人収容のサッカースタジアムと2棟のコンドミニアムタワー、フランス、パリの高級ホテル、ニューヨーク、トライベッカのコンドミニアムビルなど大規模な投資がされているプロジェクトに携わっています。