Vincent Van Duysen ヴィンセント・ヴァン・デュイセン
ヴィンセント・ヴァン・デュイセンは、1962年、ベルギーのロケレンで生まれました。1985年に建築家としての資格を得るとすぐに、シンツィア・ルジェリやアルド・シビックと共にミラノのソットサス・アソシアティで働き始めました。1990年、自身の建築スタジオをベルギーのアントワープに設立。現在、そのVincent Van Duysen Architectsでは15名の共同制作者を抱え、多くの専門分野を持つチームで、ベルギーのみならず、ロンドン、ミラノ、パリ、ニューヨーク、ベイルート、サウジアラビアなど幅広くさまざまな種類の業務を手掛けています。インテリア、プライベートレジデンス、アパートメント・コンプレックス、オフィス、ショップユニットなどの建物の改装や新規建築に携わっており、空間への個々の認識に細心の注意を払うことを基本的な哲学としています。その他にも、建築家であるデュイセンは、もっと小さなオブジェのデザインや家具の提案でも知られており、多くの世界的リーディングカンパニーが彼のデザインしたプロダクトを制作しています。今までに受賞した数々の賞に加えて、2009年にヴィンセント・ヴァン・デュイセンは、パリのメゾン・エ・オブジェ見本市にて「デザイナー・オブ・ザ・イヤー2009」を受賞しました。彼の作品はたびたび一流の出版物に引用され、特集された単行本もあります。1冊目は2001年スペインのGGエディトリアルから、2冊目は2011年にテームズ・アンド・ハドソンからそれぞれ出版されています。