Gabriel Tan ガブリエル・タン
Gabriel Tanはシンガポールとポルトを拠点とするデザイナーです。2006年にシンガポールとバルセロナを拠点とするデザインコレクティブOutofstockを共同設立し、10年間パートナーを務めました。2016年に自身のデザイン実務Gabriel Tan Studioと、インテリアアーキテクチャ会社Studio Antimatterを立ち上げました。2020年にはヨーロッパにスタジオを構えるためポルトゥガルに移住しました。文化の交差点で活動するデザイナーであり、しばしば伝統、クラフト、テクノロジーを新しい視点で再解釈する試みを行っています。革新的で歴史あるさまざまな国際ブランドのための家具や製品をデザインしてきたほか、日本の家具ブランドAriakeのクリエイティブディレクターやクラフト志向のデザインブランドOrigin Madeを手がけています。
元海軍兵のGabriel Tanは産業デザインの世界に転身しましたが、既存の規範を再定義する力と細部へのこだわりが彼の仕事の鍵となっています。シンガポールとポルトの2拠点を持つことで、アジアとヨーロッパの両方から影響を受け、そのスタジオのデザインプロセスに反映され、新たな発見につながっています。
Tanの作品は、米国インダストリアルデザイナー協会のIDEA賞、ジャパングッドデザイン賞、シンガポール大統領デザイン賞を受賞し、世界中で出版物に掲載され展示会に出品されてきました。また、LaSalle芸術大学、シンガポール国立大学、オレゴン大学、プラット インスティテュートで客員講師を務め、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ祭の審査員を務めるなどしています。