Paolo Piva パオロ・ピーヴァ

1950年にアドリアで生まれたパオロ・ピーヴァは、1968年に視覚分野の研究を専門としてヴェネチア建築大学で学び始めました。1970年、ウィーン市で開催されたコンペティション、「ウィグ74」に向けたプロジェクトに関わり、またモデナ市のレジスタンス記念碑に関する別のコンペティションにも参加しています。ヴェネチアの国際芸術大学に通い、1970年以降、主に工業デザインに関心を寄せるようになります。1973年、ヴェネチア建築大学でカルロ・スカルパ教授に師事し、マンフレッド・タフーリ教授の指導を受けた「ウィーン、1918年から1934年(vienna from 1918 to 1934)」という論文で学位を取得しました。グラッツ、レッツォフのインターナショナル・ペインターズウィークにも招かれています。1975年にはヴェネチアの歴史建築研究所で働き、ウィーンの応用芸術アカデミーと共同で、社会主義の時代のウィーンを題材にした大規模な展覧会を組織しました。これが1980年にローマで開催された「赤いウィーン(red vienna)」という名の同様の展覧会にも繋がりました。マンフレッド・タフーリと協働して彼は、この展覧会のカタログも作成し発表しています。1980年には、カタールのクウェート大使館のデザインを依頼され、1981年には複数のアパレルチェーンのインテリア・ディスプレイを手掛けています。1983年には、ロスアンジェルスのパシフィック・デザイン・センターで客演講師を務めました。1985年にパリのシャルル・ジョルダンの本社、1986年にヴェネチアのパレス・レーメの改修に携わっています。1988年からは、ウィーンの応用芸術アカデミーの准教授、1991年からは教授を務めています。工業デザイン分野では、ヨーロッパおよび米国のさまざまな企業と協働しています。

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