Studio Kairos スタジオ・カイロス
スタジオ・カイロスの一人、ジュゼッペ・マネンテは、1947年、イタリアのメストレ(ヴェネチア)で生まれました。ヴェネチアの工業デザイン上級コースに通った後、1972年にヴェネチア大学で建築学士を取得しました。1973年からは建築を手掛け、公的および民間施設の土木建築や産業建築に携わってきました。もう一人のアブラモ・ミオンは、1951年、イタリアのミラーノ(ヴェネチア)に生まれました。パドヴァ大学工学部で学び、その後1974年にヴェネチア大学建築学部で学びました。当時、家具会社のデザインスタッフの1人であった彼は、その頃から建築の内部に関心を持っていました。カイロスとは古代ギリシャ語で、正しい地点、正しい場所、正しい角度を意味します。古代ギリシャにおいて、それは何かを運営したりデザインしたりする方法を定義する概念でもありました。例えば、家を建てるべき正しい場所を選択することであり、同時に建築を始める正しい時が来るまで待たねばならない時間のことでもあります。場所と時間の組み合わせが生み出すこのバランスこそ、カイロスが手掛ける新しいプロジェクトに取り入れようとしているものなのです。受賞歴は、大変輝かしいもので、1984年に、B&B ITALIAのために制作したワードローブシステム「シサモ」がコンパッソ・ドーロ賞。1987年には、ダダ向けに制作したキッチン「フーツラ」とドロミテ向けに制作したスキーブーツがまたもやコンパッソ・ドーロ賞。1989年には、B&B ITALIA とハーマン・ミラー向けに制作したオペレーティブ・オフィスシステム「アバック」がコンパッソ・ドーロ賞。1994年B&B ITALIAのために制作したワードローブシステム「ヴェランテ」がコンパッソ・ドーロ賞。 1998年、B&B ITALIAのために制作したスライディングドアシステム「アトランテ」がコンパッソ・ドーロ賞。 1998年には、またもB&B ITALIA向けに制作したリビングシステム「パブ」もコンパッソ・ドーロ賞に輝いています。